白黒トークン列伝【第一話】高まる献身/Increasing Devotion
・最近MTGをやる上で自己満足が足りていない
・僕はそもそも一日一枚系のブログが大好きだ

以上の観点から、モチベーションの維持のために白黒トークンのカードを1枚ずつ紹介していく日記を書くという試み。
「一日一更新」と明記しないのがジャスティス、自己の満足のための行いにルールを設定したくないのだ。
それでは、第一回は「高まる献身/Increasing Devotion」。


高まる献身は美しい。

このカードに限らない。
イニストラードの白のカードは熱い黄金の精神に彩られている。

「私はこの町の靴屋や皮職人や愚か者のために戦う――そして、彼らも私のために戦ってくれる。」

生きていた時は、彼らは農夫や領主や巾着切りや僧侶といった烏合の衆だ。死んでからは、彼らは真義に基づき一つになる。

彼らが失った仲間への想いの中には、街を守るために必要な力がある。


パッと思いついただけでもこんなに義に溢れたFTがいっぱいある(※1)
イニストラードの白のカードは、ここ数年のMTGが忘れつつある何かを持っているのではないだろうか(※2)。

※1:問題はこいつらがゲーム中では暴力一辺倒な存在な事ではある。
※2:ドミナリアでライラのFTが激しく「正義の味方!」って感じだったし、最近のMTGのカードにも熱い正義の味方は探せばいるとは思う。

それはさておき。
読者の諸兄も思った事だろう、これは第一話にして早速「もうデッキに入れてないカード」の紹介記事なのである。
厳密に言えば、去年まではメインへの1枚差しを行っていた。
せっかくだ、昔話をしよう。


昨今はフェアデッキ環境であり、消耗戦も珍しくはない。
忘れた頃にフラッシュバックから一撃必殺が出来たり、そもそも素撃ちがアンセムや妄信的迫害、真面目ソリンなどで異常な強さになる。
当時は土地25枚というヘビーコントロールめいた構成のため、違和感なく投入が可能だったのだ。

そこから、転機が訪れた。
白黒トークンは要するに「支度に手間のかかるミッドレンジ」である。
tierで言うなら3-4だろうか、回り損ねるとどんなデッキにも勝てない。
アンセムをいくつも並べてクリーチャーがなくて死んだり、延々1/1を並べるだけで死んだ経験も多い。

中でも土地25枚の構成の時きつかったのは「重いデッキ」と「コンボデッキ」である。
当時キルターンは6-8ターンだったと記憶しているが、これはつまり「自慢のメイン7-8枚のハンデスで決定的なカードを落としても、今引きでまくられかねない」速度だったのだ。
ドローも占術もないので、苦花以外でアド比べに参加出来ない。

世の中、人の足を引っ張っているだけで勝てる戦いなどないのだ。
邪魔されながらも、今引きのタルモやプレインズウォーカーを出していく人の方が強かったような気はする。
まあすべて白黒トークン全体に漂う「カードパワーの低さ」が原因なんだけどね。

そこで僕は土地を21まで削り、穴だらけだった1-2マナ域の補強に長い時間をかける事になるのだが……
まあそこらはいつか書くかも知れないし、書かないまま終わるかも知れない。


なんにしても「高まる献身/Increasing Devotion」を去年デッキから抜いたのが、デッキとしてのターニングポイントだったように思う(※3)。
そこで第一話はこのカード、ってね。

お相手はtwelve01100でお送りしました。


※3:あれっ、去年じゃなく今年だったかな。


追記:白黒トークン列伝が終わったら「赤トークン列伝」を書こうと思う。
   その際の最終話のタイトルは諸兄には容易に察せられる事と思う。

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