白黒トークン列伝【第七話】遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
白黒トークン列伝【第七話】遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
遍歴の騎士、エルズペスはかつて誰も並ぶ者のない高みに、ただ一人存在していた。


初出はアラーラ。
この日記をご覧のトークンフリークならばご存知かも知れないが、白黒トークンをテーマにした「Modern Event Deck」にも唯一のプレインズウォーカー枠として収録されている。

だが「並ぶ者のない高み」とはその事ではない。
彼女は振り返ってみるに、ギデオンやソリンがトークンを生成し始めるよりも前からトークン生成のプレインズウォーカーとして存在していた(※1)。

※1:今や産む機械みたいになってしまったギデ×ソリンだが、二人とも初出時は自力で戦うバトルマスターである。

ゲーム中での性能はどうかと言えば、案外非の打ち所のない性能はしている。能力の上2つがどっちも+なのも偉い。
「それでは何故使われないのか」と言えば、「ザ・ただつよ」の同盟者ギデオンとマナコストが同じだったり、6マナの自分自身が天下無敵だったりするからである。
だから別に弱いとは思わない…けど、仮に真面目ソリンも太陽ペスも同盟者ギデオンも世の中に存在しなかったとして、僕は君主ソリンを使ったかも知れない。いや、これは好みの問題だが。

ちなみに5マナペスは大マイナスで無形の美徳を壊すトンチキなので、持ってるけどほとんど使った事はない。


色々使わない理由ばかりを書いたが、使えば使ったでもちろん割と強い。
以前僕は同型戦(※2)の最中に「互いに苦花、ギデオン、ソリンが並び両者互角のまま消耗戦へ突入」とかいう、よっぽどのトークン好きでない限りは悪い夢のような盤面の際に遍歴ペスを出され「やりますねぇ!」とうなった事がある。
定番のやつらを投入した上で更にもう一品欲しい時に強力な一枚だ。って書くと冷凍食品みたいだな。

※2:奇跡の瞬間である。ストⅢのトゥエルヴ同型戦よりもカルドセプトセカンドのフルバーン同型戦よりも白熱した、さながら遊園地のような時間だった。

いずれにしても真面目ソリンさえいなかった時代の古のトークンデッキでは4番打者だった事は疑いがなく、僕はペスへのリスペクトを今でも忘れていない。



でも、何故か先日某ショップで2,000超で売っていたから恐る恐る査定に出したところ、買取が1,000超で……もう使わねーだろとも思うし…いや、今でもリスペクトはしているのだが、うん。いや、本当にね。
あー…いや、今は偶然一枚も持ってないんだけどね。
売った結果、ね。


お相手はtwelve01100でお送りしました。

コメント

migiT
2018年6月21日8:56

WBトークンでPWっていうと最初のアジャニの方が使われてるような気がします。

twelve01100
2018年6月21日12:07

+カウンターと警戒が偉いですね、確かに白ウィニーとかでも活躍出来たし強力だと思います
不勉強てした

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