白黒トークン列伝【第十話】刃砦の英雄/Hero of Bladehold
白黒トークン列伝【第十話】刃砦の英雄/Hero of Bladehold
刃砦の英雄は美しい。


かの者の英雄的突撃には、力なき者たちさえ勇気を授かる。
トークンデッキの最後の一撃にふさわしい生物である。

かつてはサイドカードからおもむろに登場し、単除去をサイドアウトした相手プレイヤーに、事前に展開されていたやつらと共に10点をゆうに超える打撃を叩き込む、事実上の白黒トークンの最終兵器だった。
稲妻以外のだいたいの単除去で死ぬため過信は出来ないが、逆に言えば相手が単除去をサイドアウトしてくる可能性のある状況や、神々の憤怒や紅蓮地獄系がサイドインされる可能性がある状況では、相手の計算を大きく狂わせる存在になるだろう。


ところで、刃砦の英雄には近年完璧に競合するカードがある。それは同盟者ギデオンだ。

・4マナ
・空っぽの盤面から7点のクロックを用意できる
・神々の憤怒に耐性がある

これら一番大事な所が似通っているばかりか、ギデオンは相手が単除去を持ってそうなら±0と-4だけ打って過ごしてれば良い(※1)のでメインに難なく何枚でも入る。
しかもギデはラスゴさえ効かない。

※1:実際には+1を一回も打たないなら4マナ相当の仕事は果たせていない気もするが、出落ちするよりはマシなのだ。


「じゃあギデオン一択なの?」とも思うが、大型クロックの用意とバンプアップを場に出て次のターンに同時にこなせるのは刃砦だけ。
多分サイドカードからの登場になるので枠があるか心配だが、上手に使いこなしたい。


【追記】
その他2種の喊声持ち生物も使用した経験があるため、せっかくなので記載しておく次第。


・信号の邪魔者/Signal Pest
少しは活躍するかに思われたが、びっくりするほど活躍せず脱落。
親和でこいつがつよいのは、同じターンに他にも生物が出てくるからなのではないかと感じた。
あと、頭蓋囲いね。

単独で活躍出来ず、美徳や清浄の名誉などの効果も得られないというのは案外キツい。
しかも何ターン目にこいつを出すのか、いまいちイメージがわかない。


・調和者隊の聖騎士/Accorder Paladin
無形の美徳の影響を受けられないデメリットを差し引いても、単除去で死んでしまう弱さを計算に入れても、結構強かった。

パワー3を生かして攻めも守りも(※2)活躍が可能。
白黒トークンは2ターン目段階ではせいぜい急報のトークンくらいしか出せないため、先手を取られて攻め込まれるとキツいのだが、これで少しは盤面に影響出来る。

あと、アンセムや盲信的迫害なんかとしばしば合わさり、すごい打点を形成する事は多い。
現状はデメリットに勝るメリットと僕は判断しているため、多い時でメイン3枚採用している。

※2:タフ3までと相打ち出来るというのは、部族ビートとの戦いの際に役には立つ。

お相手はtwelve01100でお送りしました。

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