白黒トークン列伝【第十六話】大天使の霊堂/Vault of the Archangel
大天使の霊堂は美しい。
いわゆる「苦渋の破棄の背景になってる場所」である(多分)。

ちなみに白黒トークンでくらいしか使われないせいか、案外効果を誤解される。
よくあるパターンとしては「パンプアップ(※1)と絆魂?」「接死を全員に与える?」「先制攻撃?」「1体に接死と絆魂を与える?」等である。
曲がりなりにも「マルチカラー4マナ+自身をタップ」なんだから、全員が接死と絆魂くらい許してヒヤシンス。

※1:先日まで僕は「ンプアップ」と誤字してしまっていたが、割と本当にそれが正しい言い方だと思っていた。結構恥ずかしい。…っていうか結構恥ずかしい。


5マナ相当のタップが起動に必要になるからには、たいてい起動する頃には大勢は決している。
やるからには、バンザイアタックによる一人一殺で勝負を決めてしまおう(※2)。敵の隊列はこれで、先制持ちでも居ない限りは粉微塵だ。

※2:逆に言うと5マナ相当もかかるので、高速戦を想定した構成なら入らないケースもあるかも知れない。

ちなみに苦花のトークンを使って一人一殺すれば、さながらゲインとライフロスの永久機関のような挙動も可能だ。
デッキ中のトークン総て火の玉と化して、敵生物を撃滅しよう。


一方でコンボ等のアンフェアデッキやコントロール相手には、たいがい無意味な土地と化す。
そういう相手には大天使の霊堂よりも断然、幽霊街や廃墟の地のが強いため、構築時はいつも困る。そんな沢山無色土地積めないし。。

ちなみに急報や刃砦の英雄、ブリマーズ等を中心にして「地上戦の比重を高く設定している」トークンデッキの場合は、接死を突破力にして強引にブロックを抜ける運用も考えられる。
管区の隊長なんかは先制が活きて、さながら「管区の大統領」とでも呼ぶべき強さを発揮する。
まあ稲妻やプッシュで死ぬし、パワー2では素のサイズが少し足らん気もするけど。

そして恐らく大天使の霊堂、最大のライバルはシェフェトの砂丘に他ならないだろう。
まあ、起動コストが似てるからのこじつけだけど。
しかも幽霊街とかと違い、シェフェトは色マナが出るので共存出来る。
なんだ友達なんじゃん。ユウジョウ!


そしてシェフェトと大天使の霊堂、幽霊街の無色マナを合わせて、歪める嘆きをキャスト出来る。
トークン呪文だし、これは強い!!!

……絶妙に強くない。
何を想定した動きなんだそれは。

じゃあ難題の予見者!これは強い!
現実を砕くものも強い!エルドラージの寺院も入れよう!コイロスもだ!


……どっかで見たようなデッキになりそうなので、この辺でやめておこう(※3)。

※3:「白黒トークン自体そもそも、突き詰めるとマルドゥパイロや白黒ポックスになる」って?いんだよ細けえ事は!


お相手はtwelve01100でお送りしました。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索