白黒トークン列伝【第二十一話】清浄の名誉/Honor of the Pure
清浄の名誉は美しい。


自分はこの喧嘩でなに一つ負い目はねぇッ

その気負いッ

その自負心こそが

拳に力を呼び

勝ち目を呼ぶんだッッ


上記したような理論が全力を生む。
「傷ついた体でも勇気がわいてくる。『正しいことの白』の中におれはいるッ!」というワケである。

なお、黒の生物は自らの内なる暗黒に負い目を感じプラス修正を受けられない。
いくら心が清浄になろうと、行いが清浄になるまでは負い目はなくならないものだ。
苦花との食い合わせは絶望的である。

以上の事から不朽とは相性が良い、永遠衆とは悪い。
聖なる猫とかをなんとかして使いたくなるが…ちょっと思いつかない。

また、「心」が存在しないアーティファクト生物達もプラス修正を受けることは出来ない。
もし何かの 間違い 理由で秘密の備蓄品とかをモダンで使う際には注意したい。


普通に使うならトークンデッキに於いてはこのカードは無形の美徳より格段に弱い。
警戒が得られるというのは攻撃しつつ防御が出来るという事。ビートダウン相手なら値千金だと思う。

そのため主にこのカードは5枚目以降の無形の美徳として、あるいは「トークンでない生物」の強化のため使用される。
近代MTGの世界ではいい加減「非力」と呼ばれるサイズになり始めてきた潮の虚ろの漕ぎ手や管区の隊長なんかの"熊"連中を、まあまあ悪くないサイズに強化出来る。
乱脈な気孔もパワーアッポだ!
それと並行してトークンも強化出来るのだ。偉い(※1)。

※1:白黒トークンのトークンは、たいていの場合苦花のトークンと真面目ソリンのトークン以外は白ばっかりなのだ。リリアナやカリタスを積極的に採用すると事情は少し変わるが。

ちなみに、採用する場合は生物系カードの比率やアンセム系カードの比率を色々考える必要がある。
クリーチャーがそんなに入ってないなら無形の美徳でだいたい事足りるし、アンセム系ばかりをデッキに入れすぎると「清浄の名誉3枚が場にあったけどトークンはおらず無事死亡」とかいう状況になり得る(※2)。
そして「ニクスの星原デッキでも組んでろカス」とか煽られる(※3)。

※2:たまに僕もハンデスと無形の美徳しかないハンドをキープしてこれに近い盤面になる。
※3:実際それはそれで楽しそうではある。

どれだけのパワーが必要かと訊かれれば、必ず「もっとだ」と答えるのがトークンデッキ使いであるが、上記のような事態を回避するためにもアンセムばかりを積み過ぎず、真面目な訪問者ソリン、同盟者ギデオン、シェフェトの砂丘、盲信的迫害、喊声などの別のパワー増加手段と併用したい。


ところで、タフネスを上昇させる効果もなんかの際に使えるかも知れない。
タフネス3の生物が神々の憤怒に耐えられるようになったりする。


誰かって?

誰だろう……ベナリアの軍司令とか?


お相手はtwelve01100でお送りしました。

コメント

alchestis
2018年7月12日9:29

このイラストを見るたびに「なんでみんな攻撃されてるのに全体強化なんだろう」って思います。

twelve01100
2018年7月12日12:04

理不尽な攻撃に屈服させられそうな時、正義の灯は最も明るく強く燃え上がるのです(適当)

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索