白黒トークン列伝【第二十三話】強迫/Duress
2018年7月15日 Magic: The Gathering
強迫は美しい(※1,2)。
※1:脅迫ではなく強迫なのだ。あくまで精神汚染による心理攻撃なのだろう。
……と思っていたら、辞書によると「強要する」みたいな意味もあるようだった。なんやねん。
※2:ところで、エキスパンションシンボルで言うなら圧倒的にデュエルデッキとウルザが格好良い気がする。完全に個人的な好みだが、イラストもこの2種が一番好きだ。
唯一無二の絶妙な性能であり、スタン、モダン、レガシー、デュエルコマンダー、pauperと八面六臂状態だが、モダンにおいては全盛期は欠片の双子がいたくらいまでではないだろうか。
近年でも別に弱くなっちゃいないのだが、相手がバイアルを設置して終えた後手1ターン目にキャストして「クリーチャーと土地だけ」という手札を見せられると、最高に「クソァ!」となる。
しばしばある事なので要注意だ。
このシチュエーションの場合、要するに「土地を1個倒して手札を1枚捨てて手番をパス」と同義であり、人間やブリッツ相手ならそのまま死ぬことさえある。
「でも最低限相手のデッキがわかる」と仰る向きもあるかも知れないが、人間なんかは初手から魂の洞窟や手付かずの領土で戦略をオープンしてくる事は多い。
以上のような事から強迫が1番輝くのはサイドであり、コントロールや、生物をあまり使わないタイプのコンボ相手に不公平な1:1交換を与えるのが主な仕事だ。
……なんか、スタンダードの戦略記事みたいになってきたな。
除去や打ち消しなどの妨害札を捨てて殴りぬけるか。それともフィニッシャーのPWやコンボ札をポイーするか。
白黒トークンの速さの場合はだいたい後者を選ばざるを得ないだろうが、状況を見極めて使いこなしていきたい。
裏目っても気にする事はない。どの道ハンデスは「今引き」に弱い。
そして、近代MTGはフォーマットを問わずだいたいのデッキが今引きが(昔よりは)強い。
「0.4~1ターンの間、殺されるのを防ぐ呪文」くらいに考えて運用するべきだろう(※3,4)。
※3:トークンデッキの場合「除去されて困る生物」が生物化した同盟者ギデオン程度しかないので、強迫には他デッキのような「除去をはじく」とかの役割はない。
……嘘ついた。自分の手札状況、相手の盤面等によっては神々の憤怒や至高の評決を捨てたりはする。
ちなみにミッドレンジ的な打ち消しへの弱さはあるので、打ち消しをポイする事はある。
※4:実際は2ターン以上命をつなぐ結果になる場合も多々あるが、一方で楽観的過ぎると寿命を縮める結果になる事も多い。
1マナのピーピングハンデスといえば、昔のモダン(※5)ではコジレックの審問が最安定だった時代もあったが、近年では4マナ以上の強いカードがザラにあり、そういう意味では裏目らないようにサイドから運用する分には強迫の価値は高まっている可能性もあるかも知れない。
何より、丸いし。
※5:「昔のモダン」って不思議な日本語だとは思う。
そうでなくてもコントロールの手札をコジ審で覗いて「打ち消し、打ち消し、命令、神ジェイス、あとは土地」だったり「海、海、評決、神ジェイス、あとは土地」とかが見えると「えっ、これ…ジェイス間に合っちゃうじゃん」みたいになる。
こういう時悲しみを背負わないのが強迫…かに思われるが、メインでの使用感まで加味すると思考囲いかもな。。
囲いはぶっちぎりで強い。
1マナハンデスのホームラン王だと思うし「モダンの force of will」とか例える人もいるほどだ。
これは白黒トークンに投入されている場合も問題なく当てはまり、本当なら4積み不可避なのだが、苦花との噛み合いや「フェッチ→ショックイン→囲い」スタートでライフが大変な事になる事などから、僕は3枚にしている。
バーン戦などライフが危ない状況もあるので、仕方ないかと思う。
そして、そういう時に強迫なら…いや、バーン相手なら集団的蛮行のが強いのかな……自信なくなってきた。
なんにせよ、選択肢が迷うくらいあるのは良い事だ。
常日頃、コントロールやミッドレンジ、シャドウなんかの「可能性は無限大!君だけのデッキを組み立てろ!(バァァーン!(本当に無限大の可能性がある」を苦々しく見つめている側だったので、ハンデスだけでも種類があり嬉しい。
ハンデスの種類といえば、変わり種ではカラスの罪や小悪疫、脳食願望なんかもある。
案外面白いし、小悪疫ルートで攻めてく方向の研究により発展したのが「白黒ポックス」とかなんだと思う。
2マナで土地が攻めれるなんて楽しそうだ。
他にもハンデスと言えば過酷な精査、蔑み、悔恨の泣き声、酷評なんかも……
段々怪しげなやつらになってきたな。
お相手はtwelve01100でお送りしました。
※1:脅迫ではなく強迫なのだ。あくまで精神汚染による心理攻撃なのだろう。
……と思っていたら、辞書によると「強要する」みたいな意味もあるようだった。なんやねん。
※2:ところで、エキスパンションシンボルで言うなら圧倒的にデュエルデッキとウルザが格好良い気がする。完全に個人的な好みだが、イラストもこの2種が一番好きだ。
唯一無二の絶妙な性能であり、スタン、モダン、レガシー、デュエルコマンダー、pauperと八面六臂状態だが、モダンにおいては全盛期は欠片の双子がいたくらいまでではないだろうか。
近年でも別に弱くなっちゃいないのだが、相手がバイアルを設置して終えた後手1ターン目にキャストして「クリーチャーと土地だけ」という手札を見せられると、最高に「クソァ!」となる。
しばしばある事なので要注意だ。
このシチュエーションの場合、要するに「土地を1個倒して手札を1枚捨てて手番をパス」と同義であり、人間やブリッツ相手ならそのまま死ぬことさえある。
「でも最低限相手のデッキがわかる」と仰る向きもあるかも知れないが、人間なんかは初手から魂の洞窟や手付かずの領土で戦略をオープンしてくる事は多い。
以上のような事から強迫が1番輝くのはサイドであり、コントロールや、生物をあまり使わないタイプのコンボ相手に不公平な1:1交換を与えるのが主な仕事だ。
……なんか、スタンダードの戦略記事みたいになってきたな。
除去や打ち消しなどの妨害札を捨てて殴りぬけるか。それともフィニッシャーのPWやコンボ札をポイーするか。
白黒トークンの速さの場合はだいたい後者を選ばざるを得ないだろうが、状況を見極めて使いこなしていきたい。
裏目っても気にする事はない。どの道ハンデスは「今引き」に弱い。
そして、近代MTGはフォーマットを問わずだいたいのデッキが今引きが(昔よりは)強い。
「0.4~1ターンの間、殺されるのを防ぐ呪文」くらいに考えて運用するべきだろう(※3,4)。
※3:トークンデッキの場合「除去されて困る生物」が生物化した同盟者ギデオン程度しかないので、強迫には他デッキのような「除去をはじく」とかの役割はない。
……嘘ついた。自分の手札状況、相手の盤面等によっては神々の憤怒や至高の評決を捨てたりはする。
ちなみにミッドレンジ的な打ち消しへの弱さはあるので、打ち消しをポイする事はある。
※4:実際は2ターン以上命をつなぐ結果になる場合も多々あるが、一方で楽観的過ぎると寿命を縮める結果になる事も多い。
1マナのピーピングハンデスといえば、昔のモダン(※5)ではコジレックの審問が最安定だった時代もあったが、近年では4マナ以上の強いカードがザラにあり、そういう意味では裏目らないようにサイドから運用する分には強迫の価値は高まっている可能性もあるかも知れない。
何より、丸いし。
※5:「昔のモダン」って不思議な日本語だとは思う。
そうでなくてもコントロールの手札をコジ審で覗いて「打ち消し、打ち消し、命令、神ジェイス、あとは土地」だったり「海、海、評決、神ジェイス、あとは土地」とかが見えると「えっ、これ…ジェイス間に合っちゃうじゃん」みたいになる。
こういう時悲しみを背負わないのが強迫…かに思われるが、メインでの使用感まで加味すると思考囲いかもな。。
囲いはぶっちぎりで強い。
1マナハンデスのホームラン王だと思うし「モダンの force of will」とか例える人もいるほどだ。
これは白黒トークンに投入されている場合も問題なく当てはまり、本当なら4積み不可避なのだが、苦花との噛み合いや「フェッチ→ショックイン→囲い」スタートでライフが大変な事になる事などから、僕は3枚にしている。
バーン戦などライフが危ない状況もあるので、仕方ないかと思う。
そして、そういう時に強迫なら…いや、バーン相手なら集団的蛮行のが強いのかな……自信なくなってきた。
なんにせよ、選択肢が迷うくらいあるのは良い事だ。
常日頃、コントロールやミッドレンジ、シャドウなんかの「可能性は無限大!君だけのデッキを組み立てろ!(バァァーン!(本当に無限大の可能性がある」を苦々しく見つめている側だったので、ハンデスだけでも種類があり嬉しい。
ハンデスの種類といえば、変わり種ではカラスの罪や小悪疫、脳食願望なんかもある。
案外面白いし、小悪疫ルートで攻めてく方向の研究により発展したのが「白黒ポックス」とかなんだと思う。
2マナで土地が攻めれるなんて楽しそうだ。
他にもハンデスと言えば過酷な精査、蔑み、悔恨の泣き声、酷評なんかも……
段々怪しげなやつらになってきたな。
お相手はtwelve01100でお送りしました。
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