白黒トークン列伝【第三十五話】オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos
白黒トークン列伝【第三十五話】オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos
白黒トークン列伝【第三十五話】オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos
オレスコスの王、ブリマーズは美しい。


同じ「トークンを戦いながら生成する生物」と言っても「管区の隊長(2マナ)よりはるかに強いが、刃砦の英雄(4マナ)より打点が大幅に低い」という「ああ、3マナなんだなぁ」と感じやすい性能をしている。
細かい話だが他2人と違いレジェンダリーだ。

使うならだいたいの場合は、3マナにしてはサイズの良いボディと警戒、駆けつけてくる部下のトークン軍団を生かしてフェアデッキ相手にディフェンシブな使い方をするか、さもなくば「KPゴリ押し係」として使うかのどちらかになるような気がする。

でもって相手がコントロールやコンボ等の「盤面にブロッカーを置かない系の人」ならば管区の隊長(※1)、「何でも良いからとにかくいっぱい打点が欲しい」時は刃砦だろうか。

※1:パターンに入ると滅茶苦茶強いし、生成したトークンがアンタップインなので疑似的に警戒みたいなもんだしで結構あなどれないが、パワー2なせいでブロッカーを抜けない事が多い。

もちろんトークン使いらしく「単除去で死ぬ奴は生命体として不完全」と決め込み、いずれも使わない人も多々いる。
潮の虚ろの漕ぎ手とかだって昔はメインからド安定の生物だったというのに、近年はむしろエルドラージタックスで使われている事の方がよっぽど多い。

あっ、ちなみにそれら3人でいうなら管区の隊長だけは神々の憤怒をはじめとした「全体火力」で倒されてしまう。
「そのくらいの存在」と事前に脆さを把握して使うべきだろう。


ところで、オトモトークンの猫は大雑把に言うと「ブリマーズが戦闘をした時」に生成される。「2人を1人に見せる」というやつだ(画像3)。
つまり、現実を砕くものなどのサイズがヤバいやつが迫ってきている時でも「部下だけ行かせて死守を命じる」事が出来ない。つまり部下を奮い立たせんとすれば、討ち取られる危険を冒しても自分も戦場に立つ必要があるのである。
色々と気を使いすぎる奴だ。

同様の不便さはアタック時にもあり、刃砦の英雄や(色は違うけど)地獄乗りみたいな
\最後に男と女が一人づつ生き残れば我々の勝利だ!/
\ 全軍突撃!どこかの誰かの未来のために!/
という「アタックトリガー能力に任せたヤケクソなフルアタック」が出来ない。
仮にやっても、上記二人のように打点を通したりする事が困難なのだ。

とはいえ、攻撃時は部下と二手に分かれて行動する事が出来る。つまりハサミ討ちの形になるな…
上手に使えばPWを叩き頃しながらプレイヤーに打撃を与える事が言える。
さすが戦闘民族と褒めてやりたいところだ。


ここまでの感じだとあまり強くなさそうな印象を受けるかも知れないが、タルモやアンコウみたいの(※2)は仕方ないにしても、常識的なサイズの連中に対しては滅法強い。
要するに同型や赤くて速いデッキにも強い。
刃砦ほど強くないだけで、アンフェアデッキに対しても「増え続けるクロック」と言えなくはない。丸いのだ。

※2:どの道そういうのは、デッキ的に流刑や残忍な切断で流す事になるだろう。あるいは数の暴力での対処だろうか。

同じような役割の生物に「ゲト(※3)の裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet」もいるが、マナコストが4マナだったり黒のダブシンだったりサイズ上昇が相手依存だったりと、使用感自体はだいぶ違う。

※3:結局ゲトなんだろうか、ゲドなんだろうか。

カリタスの方が更に「赤いデッキやドレッジ戦略を痛めつけるマン」だ。サイドカード適正がブリマーズより高く、メインデッキ適正は低い。
状況や黒マナベースと相談して採用していきたい。


余談だが、清浄の名誉とセットにすると本人も強化され偉い。
警戒はすでにあるし、無形の美徳よりもそっち系の人なのかも知れない。

お相手はtwelve01100でお送りしました。

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