白黒トークン列伝【第五十三話】饗宴への召集/Call to the Feast
白黒トークン列伝【第五十三話】饗宴への召集/Call to the Feast
饗宴への召集、それは果て無き進化の道の1ページ。



たまに収録される「4マナで3体」系のソーサリーの類の1つである。
元祖となるのはm13の「隊長の号令/Captain’s Call」だろう。
これは1/1兵士が3体出てくる。

「1/1兵士を4マナで出すとか雑魚もいいとこ」と見せかけて、m13リミテの世界には横並び戦略のサポートがちょこちょこある(※1)ので、結構便利には便利である。

※1:……とwikiには記載があったが、m13リミテの白というと僕は「指輪を装備して賛美で雑にパンチ!あいてはしぬ」みたいな事しかした覚えがない。知らなかった、そんなの…

とはいえアンセム抜きでは実質の「4マナ3/3」生物のようなものであり、構築ノーチャンである。
だがヤツは進化を遂げた。


Take Up Arms / 武器を手に (4)(白)
インスタント
白の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを3体生成する。

翌年発売のタルキールブロックでの3体スペルは、なんとインスタント。
呼べる生物も覇王譚に多数収録された「戦士」。

あまりやる気こそ感じられないデザインだが、「とにかく同じものは作るまい」というデザイナーの意気込みを感じる。
少なくとも、フィーチャーされてる部族を出す分やる気がある。


Sram’s Expertise / スラムの巧技 (2)(白)(白)
ソーサリー
無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークンを3体生成する。
あなたは、あなたの手札から点数で見たマナ・コストが3以下のカード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

それから3年後の霊気紛争では「テキストをごちゃごちゃにしてでもカードパワーを上げる」というやんちゃな方向への進化を遂げた。
今回も呼び出す生物はカラデシュ次元にシナジーのある霊気装置。
スタンダード的にはこのカードから何をキャストするのが正解だったのだろうか。


Call to the Feast / 饗宴への召集 (2)(白)(黒)
ソーサリー
絆魂を持つ白の1/1の吸血鬼(Vampire)クリーチャー・トークンを3体生成する。


そして同年9月。
ついに生成スペルは「トークンをバニラじゃなくする」というシンプルかつ強力な答えに辿り着いた。
プロモ宝箱の裏側に書いてある生き物を生成する。

加えて言うなら吸血鬼メカニズム自体は(ドミナリア発売による不幸な出来事さえなければ)構築級であり、ようやくトークン呪文は遊戯王めいた長い長いテキストなどを用いなくても強いカードを作る事に成功する。
リミテでもロードや吸血鬼分ライフロスの人とかなんとかと合わせて、あんな夢こんな夢いっぱいある。

こういった開発側の改良の先に、更なる美しいデザインや更なる未知の構築級カードが誕生するんだと思う。



始めたら止めないのがコツだ!


お相手はtwelve01100でお送りしました。

コメント

rOpe
2018年8月27日7:36

スタンダードでは《スラムの巧技》から《鼓舞する彫像》をキャストして4マナジャンプするのが自分の解答でした。(正解とは言ってない。。。)

twelve01100
2018年8月27日8:36

金属製の巨像とかに繋げそうで楽しいですね
僕は収集艇を出してディフェンシブに動いてました

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