喉首狙いは美しい。
関係あるようなないような話だが、実は僕はプロレス技で一番好きなのは地獄突き(※1)だ。
ブッチャーもカシンも好きだったし、ファイヤープロレスリングとかでもオリキャラのフェイバリットホールド(得意技)には絶対に指定していた(※2)。
※1:喉突きの一種で、空手の「貫手」などのように真っ直ぐ伸ばした4本指で相手の喉を突く危険技。よいこは絶対真似しないでね!
※2:ガチな話をすると、ファイプロ世界の地獄突きは低威力かつ非ダウン技なのでかなり弱い。この記事をご覧の諸兄の中の誰の役にも立たない情報で申し訳ないとは思っている。
MTG世界での喉首狙いの性能は、いわゆる「恐怖/Terror」から連綿と続く2マナインスタント除去の系譜である。
カジュアルなMTGの世界でなら普通に今でも第一線級で活躍が可能だと思う。
そんな事よりイラストである。
通常版プロモ共に、なんか白ギャルみたいのが人でも殺しそうな凶暴な顔をしていて、もう一人の黒ギャルみたいな人物が「なんやこいつ、怖っ…」みたいな顔をしている。
FTも「肉体を持つことは、ミラディンでは負担を増すことになる。」とか、分かったような分からないような事が書かれている。
ファクトは最安1マナで何でも破壊出来るが生物は案外そうでもないので、僕はこれはちょっと理解しかねる話だが、一般ミラン人の間ではそういうものなのかも知れない。
ゲーム中の性能としては、残念ながら「時代の敗北者」といった趣がある。
もう、今のモダンは2マナで生物を除去する時代ではないのだ。
それが許されるのはせいぜい蛮行とか終止くらいだ。あとは焼尽の猛火とか。
制約のあるこの「2マナ除去」というカテゴリーのスペルは、歴史の移ろいの中でいつしかインフレに置いて行かれてしまいだしたのだ。
例えば頑固な否認で守られたシャドウや、人間デッキのサリアとか。
そういうややこしい奴らを2マナインスタントで葬るのはしんどい。
別に一概に「弱い」と切り捨てられるものではないが、何回も戦っていると絶対「あああああああもうやだああああああ!!!」とかなる瞬間が来る(※3)。
しかしながら「痛いんだよぉ!!」とか悲鳴を上げた所で「痛いのはわかってんだよオイオラァァァァ!!YO!!」と追加の生物やハンデスを飛ばして来るのが連中だ。
心がもう息苦しい。死んでるように生きたくない。
※3:考えてみれば、このカードがスタンリーガルだった時のスタンは蒸気の絡みつき、四肢切断、急送等が存在していた。やはりヤバい。
一方、この頃雑魚扱いだった闇の掌握/Grasp of DarknessはBFZブロックで大きな活躍をして面目躍如を果たした。
ところでこのカードが「恐怖/Terror」の系譜であると先程書いたが、実際この2マナ除去の一族は今なお終着駅を目指して進化の只中に居る。
大雑把に言うと「恐怖→破滅の刃→喉首狙い→喪心(2マナダブルとか3マナのやつらは割愛)」だ。
進化の過程で「黒を倒せない」というリミッターを解除する事に成功するが、今度は「喉首狙い、夜の犠牲、板歩きの刑、喪心」等のように「スタンダードで絶妙に活躍し過ぎないため、倒せない生物がいる」みたいなリミッターが新しく装着された。
やっぱ世の中上手い話などないのである。
話はまたしても変わるが、僕はこの手の「制約がある単除去」の中では血の復讐/Vendettaが一番好きだ。
ヴェンデッタって名前も色気のある美人のような女性的な響きだ。
苦渋の破棄や壊滅的な召喚、はたまた苦花や燃え立つ調査に至るまで、とにかく「自分を傷付けてしまう程の強大なパワー」は強いだけでなく、儚い。
なればこそ、そこに物語が生まれる…と思ったけど、正直シャドウとかみたいな「安全なスーサイド」が普通にある現在ではニンともカンとも。
ともあれ「今日現在を最高値で通過して行こうよ/昨日まで電池を残す考えなんてないの」とか椎名林檎嬢も歌っているし、ライフを払うという行いは今も昔もエキサイティングだ。
これで、ともすれば白いカードの記事ばかり書いている当ブログの「白黒比」が僅かでも正常化されれば良いが。
お相手はtwelve01100でお送りしました。
関係あるようなないような話だが、実は僕はプロレス技で一番好きなのは地獄突き(※1)だ。
ブッチャーもカシンも好きだったし、ファイヤープロレスリングとかでもオリキャラのフェイバリットホールド(得意技)には絶対に指定していた(※2)。
※1:喉突きの一種で、空手の「貫手」などのように真っ直ぐ伸ばした4本指で相手の喉を突く危険技。よいこは絶対真似しないでね!
※2:ガチな話をすると、ファイプロ世界の地獄突きは低威力かつ非ダウン技なのでかなり弱い。この記事をご覧の諸兄の中の誰の役にも立たない情報で申し訳ないとは思っている。
MTG世界での喉首狙いの性能は、いわゆる「恐怖/Terror」から連綿と続く2マナインスタント除去の系譜である。
カジュアルなMTGの世界でなら普通に今でも第一線級で活躍が可能だと思う。
そんな事よりイラストである。
通常版プロモ共に、なんか白ギャルみたいのが人でも殺しそうな凶暴な顔をしていて、もう一人の黒ギャルみたいな人物が「なんやこいつ、怖っ…」みたいな顔をしている。
FTも「肉体を持つことは、ミラディンでは負担を増すことになる。」とか、分かったような分からないような事が書かれている。
ファクトは最安1マナで何でも破壊出来るが生物は案外そうでもないので、僕はこれはちょっと理解しかねる話だが、一般ミラン人の間ではそういうものなのかも知れない。
ゲーム中の性能としては、残念ながら「時代の敗北者」といった趣がある。
もう、今のモダンは2マナで生物を除去する時代ではないのだ。
それが許されるのはせいぜい蛮行とか終止くらいだ。あとは焼尽の猛火とか。
制約のあるこの「2マナ除去」というカテゴリーのスペルは、歴史の移ろいの中でいつしかインフレに置いて行かれてしまいだしたのだ。
例えば頑固な否認で守られたシャドウや、人間デッキのサリアとか。
そういうややこしい奴らを2マナインスタントで葬るのはしんどい。
別に一概に「弱い」と切り捨てられるものではないが、何回も戦っていると絶対「あああああああもうやだああああああ!!!」とかなる瞬間が来る(※3)。
しかしながら「痛いんだよぉ!!」とか悲鳴を上げた所で「痛いのはわかってんだよオイオラァァァァ!!YO!!」と追加の生物やハンデスを飛ばして来るのが連中だ。
心がもう息苦しい。死んでるように生きたくない。
※3:考えてみれば、このカードがスタンリーガルだった時のスタンは蒸気の絡みつき、四肢切断、急送等が存在していた。やはりヤバい。
一方、この頃雑魚扱いだった闇の掌握/Grasp of DarknessはBFZブロックで大きな活躍をして面目躍如を果たした。
ところでこのカードが「恐怖/Terror」の系譜であると先程書いたが、実際この2マナ除去の一族は今なお終着駅を目指して進化の只中に居る。
大雑把に言うと「恐怖→破滅の刃→喉首狙い→喪心(2マナダブルとか3マナのやつらは割愛)」だ。
進化の過程で「黒を倒せない」というリミッターを解除する事に成功するが、今度は「喉首狙い、夜の犠牲、板歩きの刑、喪心」等のように「スタンダードで絶妙に活躍し過ぎないため、倒せない生物がいる」みたいなリミッターが新しく装着された。
やっぱ世の中上手い話などないのである。
話はまたしても変わるが、僕はこの手の「制約がある単除去」の中では血の復讐/Vendettaが一番好きだ。
ヴェンデッタって名前も色気のある美人のような女性的な響きだ。
苦渋の破棄や壊滅的な召喚、はたまた苦花や燃え立つ調査に至るまで、とにかく「自分を傷付けてしまう程の強大なパワー」は強いだけでなく、儚い。
なればこそ、そこに物語が生まれる…と思ったけど、正直シャドウとかみたいな「安全なスーサイド」が普通にある現在ではニンともカンとも。
ともあれ「今日現在を最高値で通過して行こうよ/昨日まで電池を残す考えなんてないの」とか椎名林檎嬢も歌っているし、ライフを払うという行いは今も昔もエキサイティングだ。
これで、ともすれば白いカードの記事ばかり書いている当ブログの「白黒比」が僅かでも正常化されれば良いが。
お相手はtwelve01100でお送りしました。
コメント